見積もりの比較で迷う方へ。店舗数と現在の運用状況から、必要な支援範囲を整理します。

MEO対策の費用を比べるときは、月額だけでなく、任せる作業・課金条件・契約期間の総額をそろえることが大切です。
Googleビジネスプロフィールを自分で管理する場合と、ツールを使う場合、運用を代行してもらう場合では、支払う対象が違います。

たとえば「月額固定3万円」と「成果が出た日だけ1,000円」では、金額の見え方が変わります。
さらに初期費用、対象キーワード、月の上限、店舗側に残る仕事まで違えば、そのままでは比較できません。

この記事では、見積もりを受け取った店主・担当者に向けて、費用の分け方と確認する順番を整理します。
条件を変えて計算できる、MEO見積もり比較表も用意しました。

MEO対策にかかる費用を、無料・ツール・運用代行に分ける

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できます。
外部へ払うMEO費用は、Googleへの掲載料とは分けて考えましょう。Googleビジネスプロフィール公式

費用の対象 主に支払うもの 店舗側で確認すること
自社での管理 担当者の作業時間や撮影の手間 正確な情報を継続して更新できるか
計測・管理ツール 契約した機能の利用料 投稿や返信を実行する人は別に必要か
初期設定の支援 情報の整理、設定、運用の引き継ぎ 設定後の更新・相談は含まれるか
月次の運用代行 合意した投稿・修正・分析など 頻度、素材制作、承認の担当は誰か
撮影・広告など 別途依頼する制作や広告配信 運用費とは別にかかる金額はいくらか

自社でできることと、外注する作業の違い

営業時間の修正、写真の追加、口コミへの返信などは、自店でも取り組めます。
ただし、無料で使える機能でも、内容を確認する時間は必要です。

外注を検討するなら、まず直近の更新を振り返ります。
「写真がない」「店主の確認待ちで止まる」「数値を見ても次に何を直すか決められない」では、必要な支援が違うためです。

更新を代行してもらう場合でも、臨時休業や価格変更の情報は店舗から伝えなければなりません。
運用そのものの進め方は、MEO対策の基本と具体的な作業で確認できます。

公開料金はサービス範囲と一緒に読む

料金ページを見るときは、最低価格だけでなく、対象店舗数、作業の種類、頻度まで読みます。
「分析ツールの提供」と「写真・投稿・返信まで含む代行」を、同じ月額の相場として並べないことがポイントです。

アセントウェブのMEO・店舗集客支援では、店舗数と支援範囲に応じて見積もります。
掲載金額を予算に使う場合も、税込の支払額と追加作業の扱いを見積書で確かめてください。

月額固定・成果報酬・初期設定型を同じ条件で比較する

固定料金には月の予算を組みやすい特徴があり、成果報酬には契約上の条件を満たした分だけ課金される特徴があります。
どちらが自店に合うかは、価格だけでなく、支援内容と成果の定義によって変わります。

課金条件、月の請求額、契約期間の総額の順に、MEO費用の比較条件をそろえる図。

成果報酬の「成果」を契約書で確認する

成果報酬でいう成果が検索順位なら、それは予約や売上の発生を意味するものではありません。
次の項目を確認すると、同じ「上位表示で課金」という説明でも、請求条件の違いが分かります。

確認項目 依頼先に聞く質問
対象の検索語 どの検索語を何個測定し、変更できるか
計測の条件 どの地点、時刻、端末条件で測るか
達成の判定 何位以内を、何回確認したら課金対象になるか
課金の単位 1日・1語・1店舗のどの単位か。複数語で重複するか
月の上限 上限は店舗ごとか、全体か。別料金は含むか
対象外の日 定休日や一時休業日も課金対象になるか

計測地点が変われば、実際のお客様が見ている結果との関係も変わります。
順位表を受け取るだけでなく、その条件で上位になることが、自店の商圏と合っているかまで話し合いましょう。

初期費・上限・契約月数を入れて試算する

以下は計算方法を説明する架空の例です。
相場や当社の料金ではなく、同じ店舗・作業範囲で比較できると仮定した練習値です。金額は税別として計算します。

仮定した条件 固定料金型 成果報酬型
初期費用 30,000円 0円
継続料金 月30,000円 課金対象日1日につき1,000円
月の上限 月額固定 30,000円
比較期間 12ヶ月 12ヶ月
毎月15日が課金対象の場合の総額 390,000円 180,000円
毎月30日が課金対象の場合の総額 390,000円 360,000円

計算式は、固定型が「初期費+月額×月数」、成果型が「初期費+各月の請求額の合計」です。
この例の成果型の月請求額は、日額×対象日数と月上限の、小さい方を採用しています。

15日・30日は予測ではありません。
実際は毎月の対象日数が変わるため、比較表には月ごとの条件を入れます。初期費が高くても、その後の料金や作業範囲によって総額の差は変わります。

MEO見積もり比較表をダウンロードする(Excel)

まず「試算」に自店の条件を入れ、その後「発注確認」に対象語や担当作業を記入してください。
費用が未確定なら空欄を残し、ゼロ円と区別します。見積もりが来た段階で、税区分と追加費用もそろえましょう。

安く見える見積もりに、必要な運用が含まれているか

投稿回数が同じでも、写真を店が用意するのか、撮影から任せるのかで仕事の量は変わります。
価格の差を判断するには、回数に加えて、作業の開始から完了まで誰が担当するかを見る必要があります。

店舗側に残る作業と、追加費用になる作業

作業 店舗から渡す情報 委託先と合意したいこと
営業情報の変更 変更日、休業日、営業時間 何日前までに連絡し、いつ反映するか
写真・投稿 商品、価格、使ってよい素材 撮影・文章作成・確認・公開の担当
口コミへの返信 来店状況など確認できる事実 定型返信と個別判断が必要な返信の分担
月次の振り返り 予約・来店・売上の記録 報告する指標と、翌月の修正作業
急な変更 変更内容と連絡担当 対応時間、緊急作業の追加料金

広告を併用する場合は、広告媒体に支払う費用と、広告運用を依頼する費用も分けます。
MEO運用費に両方が含まれていると決めつけず、別欄で回答してもらうと予算の漏れを減らせます。

契約終了後も、自店で管理できるか

契約前に、自店の担当者がプロフィールの管理に必要な権限を持てるか確認しましょう。
委託先だけが操作できる状態のままだと、終了時の情報変更や引き継ぎに手間がかかります。

あわせて、素材を継続利用できる範囲、レポートの保存方法、ツールを解約した後に取り出せるデータを確かめます。
最低契約期間、自動更新、解約を伝える期限、途中終了時の費用も、見積書とは別に契約条件へ残してください。

月額だけでは判断しにくい場合は、投稿・返信・素材づくりまで含めて見積もりを整理します。

費用対効果は順位だけでなく、問い合わせ・予約まで確認する

料金上の成果と、お店の経営上の成果は分けて記録します。
順位が上がっても、営業時間や予約先が分かりにくければ、来店につながる前に離れてしまう可能性があります。

検索順位、電話や経路の操作、実際の来店はそれぞれ別の指標として記録する図。

電話タップ・ルート検索を実来店数として数えない

Googleビジネスプロフィールの電話の指標は、電話ボタンがクリックされた回数を示します。
通話が成立した件数や予約成立件数とは別です。ルートのリクエストも、そのまま実来店数とは扱えません。Google公式のパフォーマンス指標

記録する段階 主な確認場所 読み違えないためのメモ
検索・表示 プロフィールのパフォーマンスや順位計測 検索条件・対象期間を残す
電話・経路・サイトへの操作 プロフィールのパフォーマンス 同じ人の複数の操作を来店人数として足さない
予約の成立 予約システム・受付台帳 問い合わせと予約を区別する
実際の来店 店舗の来店記録 キャンセル、来店経路が不明な人を分ける

来店時の聞き取りで「Googleを見た」と分かる場合もありますが、全員から正確に聞けるわけではありません。
経路不明を無理に振り分けず、分かる範囲を同じ期間で比べます。

売上だけで回収を判断しない

売上が増えても、食材・商品原価、追加人員、広告、外注の支出が増えていれば、手元に残る金額は変わります。
最初は「追加売上から、追加でかかった費用を引く」形で、簡易的に確かめると判断しやすくなります。

仮に追加売上が10万円、追加原価が4万円、販促・運用の追加支出が3万円、追加工数の費用が1万円なら、差し引きは2万円です。
これは説明用の計算であり、店舗全体の利益でも、MEOだけが生んだ利益でもありません。

季節、祝日、営業時間、同時期の広告なども記録します。
前月との増減だけで外注の効果を断定せず、情報の修正や予約対応も含めて、次に変える作業を決めましょう。

自社対応か外注かを決め、契約前の確認表を完成させる

自社で更新を続けられるなら、まず基本情報と写真を整え、困っている工程だけ外部に相談する方法があります。
一方、情報はそろっていても実行や振り返りが止まる場合は、その工程を含む継続支援を検討できます。

比較表を埋める順番は、次のとおりです。

  1. 店舗数、困っていること、依頼したい作業を書く。
  2. 対象期間と料金の税区分をそろえ、支払額を計算する。
  3. 課金条件、作業担当、追加料金の条件を確認する。
  4. 予約・来店の記録方法と、次回の振り返り日を決める。
  5. 終了時の権限、素材、データの引き継ぎを確かめる。

よくある疑問:低額プラン・何ヶ月続けるか・検索順位

低額プランから始めてもよいですか?
必要な仕事を含み、自店に残る作業を続けられるなら候補になります。価格の低さより、何が含まれ、何を自店で行うかを確認してください。

何ヶ月で判断すればよいですか?
契約できる最短期間と、効果を見直す時期は別です。更新内容、商材の検討期間、季節性を考えて振り返り日を決め、途中でも情報の誤りや予約の不具合は修正します。

上位表示を約束する依頼先なら安心ですか?
検索結果は自社だけで決まるものではありません。Googleはローカル検索を、関連性・距離・知名度などで判断すると説明しています。確実な順位を前提に契約せず、作業内容と報告方法を確かめましょう。Google公式のローカル検索の説明

口コミ投稿と引き換えの割引や、良い評価だけを集める運用にも注意が必要です。
Googleは見返りを伴う口コミや、好意的な口コミだけを選んで依頼する行為を認めていません。Googleマップの投稿ポリシー

飲食店でグルメサイトやLINEまでまとめて見直したい場合は、アセントグルメの支援内容も確認できます。
まずは比較表の空欄を埋め、月額と仕事の範囲が対応しているかを確かめてみてください。

自店で続ける仕事と任せたい仕事が分かれば、必要な支援を絞れます。現在のプロフィールや見積もりをもとにご相談ください。